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ネブの技の余波を感じるユウ。 「レナ…!?」 「何処を見ている人間共ォ!」 爆発魔法、にぎりっぺバーストストリーム炸裂! 「逃がしはせんぞ。待ち焦がれた贄よ。 …ただ只管に貴様が憎かったぞ。 貴様の悲鳴と臓物こそが、我が身をも燃やし尽くす憎悪の焔を鎮める唯一の贄よ!」 そして、究極の技が… 「どうして、貴様がきゃつの技を…!?」 |
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「大丈夫か!?」と危うく難を逃れたシャナ。 「てめえら、重すぎなんだよー」とみつお。地味にがんばってます。 「こんなことができる魔物なんて…! …こんなところであいつとの模擬戦?聞いてないわよ…」 レナの頭をよぎるのは、かつて見た夢の中の死闘。 「おや、生きていてくれましたか。儲け儲け」 「…あんた、心剣を盗んで何がしたい訳?」 「…其れは勿論、魔王復活を邪魔されない様にですよ」 「…というとあんたは魔王の手下とかその辺り?」 「手下?いえいえ、違います。魔王に会った事すらありませんよ。 まあ魔王は私が生まれた数日後、勇者に倒されたらしいですからね。 魔王の復活そのものが我々魔物にとっての希望なのですよ」 |
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「あなた方人間は今や世界の支配者だ。あっぱれ人類! それに引き換え、我々魔物は何です? 最初、我々が呪ったのは不明な己の出自。次はこの世界です。 比べて我々は何だァああッ!?我々に生まれた価値や意味があるのか!? 人間の世界で生まれ、殺される道しかない我々に何の意味や価値があるッ!? 人間の世界…それは我々にとっては地獄と同じ! 我々の世界は此処に無いィィっ!」 「…」 「…失敬。詰まりはそういう事ですよ。 我々にとっての希望…それが魔王です。 あらゆる災厄の化身だからか…魔王の存在は我々魔物に力を与えてくれます。 魔王の復活は、すなわち魔物の世界構築の可能性です。 人間の全てを、意味を、価値を、我々が奪う! …私は300年ほど、この世界という地獄で生きてきましたが、 ずっとこんな夢を持っていたのですよ。 この地獄を抜け出し、真の世界を迎えたそのときこそ…こう叫ぼうと。 Hello the World とォっ!」 人間を脅かす魔王。 しかし、それは魔物たちには希望の光。 |
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「黙れ!」 シャナの必殺、暗殺閃。 しかし、ネブには通じず。 一方、聖堂に残ったユウたちは将軍様の技により、絶望的状態に… |
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ネブの合図とともに崩れす足場。 そして、ダメ押しの串刺し姫がレナたちを襲う! 「全く時間を無駄にした。早くアシャークルーンの方にも行かなければ」 立ち去るネブ。 そして… 「やれやれ、やっと行ったか」 「あの、は…早く助けないと…」 助っ人参上? |