2015年3月19日

闇鍋企画前編

ジャンル :戦略SRPG
プレイ時間:約20〜30時間(たぶん)
注力度  :ストーリー > 戦闘 > 育成 > 探索
オススメ :ストーリー、キャラ、SRPGの戦闘を楽しみたい方に。

クリアしました。
信じた馬鹿が俺だったのTSさん作の戦略シミュレーションPRGです。
完結編はまだ製作中のようですが、まもなく公開されると思います。

本作はTSさんが過去に作られたSRPG、
えるまに、OtoZ、昴の騎士、魔法少女、餓描伝の
主要キャラクターたちが総登場するファンディスク的なゲームです。
作品の垣根を越えた新たな人間関係がきっちり描かれているのはすごい。
また、戦いの舞台となる天界の住人であるヴァルキリーや精霊たちが新たに登場しますが、
彼女(女性キャラ多めです)たちもとても魅力的です。

原作の主人公とは別のキャラにスポットが当てられているのも面白いところ。
例えば、OtoZでは敵将だった龍氷というキャラが自軍として登場し、
ひたすら強さと戦いを求める彼が「天界に召喚された死者は成長できない」
という壁を超えるために奮闘する姿が、要所要所で描かれます。
そして、彼がついにその壁を超える瞬間が…これはネタバレなので詳細省きますが、
言葉少なくも圧倒的な説得力を持って表現されていると思いました。
久しぶりにゲームをしていてゾクッとした瞬間でした。

上記は一例ですが、全体的に敵味方とも壁を超えるために
あがく姿が多く描かれているようにも思います。
その過程が十分な尺を持って丁寧に描かれているため、
壁を超えた瞬間のカタルシスはひとしお。

絵がきれいなのでパッと見はキャラの外見の可愛さ、格好良さに目が行くと思いますが、
すごく丁寧かつ熱いストーリー展開や、
SRPGとしての程よく手ごたえのある戦闘バランスなど、
見どころが多くて隙のない作品だと思いました。

大作なのでプレイ時間の確保必須ですが、
ストーリー、キャラ、戦略SRPGを楽しみたい方は是非!


2015年3月14日

Hero and Daughter

ジャンル :RPG
プレイ時間:約3〜10時間
注力度  :戦闘 > 探索 > 育成 > ストーリー
オススメ :ダメージやパラメータのインフレをテンポ良く楽しみたい方に。

クリアしました!
ニコニコ自作ゲームフェス4で大賞含め4つの賞を受賞したRPGです。

何度も世界を救っている最強の勇者ラルフは魔王退治の依頼を面倒臭がったばかりに、
薬を飲まされてレベル1固定の最弱勇者になってしまいます。
最弱モンスターであるスライムにも勝てない始末…

そんな勇者に救いの手を差し伸べたのはエロサモナー(正式なキャラ名ですw)でした。
様々な女の子を召喚してもらい、パーティを組んでダンジョンを攻略しよう!

…というストーリーです。
以後、エンディングも含めてストーリーらしいストーリーはありません。
このゲームの特徴はとにかく、テンポが速いことです。

女の子たちはどんどんレベルが上がって行き、ダメージなどの数字もインフレしていきます。
お金もどんどん貯まりますし、アイテムもどんどん手に入ります。
あらゆるテキストやエフェクトが手短、あるいは並列化されていてとにかく速い。
主人公はデフォルトでダッシュ移動ですし、戦闘はキーを押しっぱなしにしておけば終わります。
これは、数字が増えていくのと、新しい女の子が出てくるのを楽しむゲームだと思いました。

召喚される女の子は見た目、設定、戦闘における能力は個性的で、
プレゼントを上げることで好感度を上げることができます。
でも…好感度を上げてもちょっと会話が発生するくらいで、特にストーリーには関わらず、
エンディングの分岐などもないようですw

ですので、仲間は第一印象でサクッと選んだら良いと思います。
僕のパーティはラルフィー(娘)、アヤメ(暗殺者)、ララ(天使)でした。
ラルフィーが強かった。

ちょっともったいないというか不思議に感じたのは、
ラルフのレベルを上がらないという設定にしたことです。
アイテムを使ったりレストランで料理を食べたりすることで強化は出来るのですが、
手間がかかるし、仲間の成長には追いつけず、基本的に戦力外になってしまいます。
4人パーティの1枠を戦力外の主人公で固定する必要があったのか…
数字のインフレを楽しむためにも、主人公もどんどんレベルが上がっても良かった気がします。

クリア後も追加ダンジョンが次々出てきて先は長そうですが、
とりあえずクリアまでの3時間は勢いでプレイできてしまいました。
とにかくサクサク!そんなゲーム。


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