[第2話]
ゲームって何ですか?

あらすじ
自作ゲームに適当なタイトルを付けようとした高校生ヒロシはエツコ先生に拉致され、
RPGスクールで教育されることになった!

RPGスクール_02-1 RPGスクール_02-2

RPGスクール_02-3 RPGスクール_02-4

ゲームをウィキペディアで調べると、以下のように説明されています。

 遊戯や遊びと訳され、勝敗を決めるためのルールと、環境または他人との相互作用を元にした、普通楽しみのために行なわれる活動。

でもまあ、それはさておき、私はゲームとはこんなものだと思っています。

 選択とその結果の反映の連続。結果には成功と失敗がある。

では、どうすれば面白いゲームになるか。
まず、見た目が大事ですよね!

極端な話、操作しても何も画面が変化しなかったら、
面白くないを通り越して、意味不明ですよね。
ですから「プレイヤーがどんな操作を要求されているのか、わかりやすいこと」が大切です。
また、その裏返しで「プレイヤーの操作に対して、わかりやすく変化すること」も大切です。

通り抜けられる壁ばかりのダンジョン。
水や氷の攻撃で回復する炎の魔物。
ストレス溜まりそうじゃないですか?やめましょう。

スーパーマリオブラザーズは何故面白いのか。
私は操作性の良さに、面白さの秘密の一端があると思っています。
マリオは十字キーの右を押すと右に動きます。空中でも同じです。
現実には、空中では慣性に従うしかありませんが、マリオは違います。
しかし、この非現実が操作性の良さ、プレイヤーの気持ちよさにつながっているのです。


見た目についてさらに言うと、当然のように画面の派手さ、きれいさも大切です。
人間も見た目が評価を大きく左右しますよね(特に第一印象は)。ゲームも同じです。
プレイヤーは実は、ただ単にボタンを押しているだけですから、
それを楽しいと思わせるには画面や音を使って演出しなければなりません。
強力で派手な必殺技や魔法を使って敵を倒すと気持ちよいです。
美少女やイケメンには、やはり憧れます。(一方で、ブサイクや憎まれ役ももちろん大切です)

次に、選択が的確に結果に反映されることが大事だと思います!!

例えば恋愛ゲームをしていて、恋愛対象のキャラに告白するつもりで行動を選択したのに、
何かのアクシデントで告白できなかったらどうでしょう?
その逆の選択肢なら無事に告白できてハッピーエンドだったらどうでしょう?
自分はそんなつもりで選択したわけじゃない、と感じませんか?
前述したわかりやすさとも関連しますが、プレイヤーが意図したとおりにゲームが進行するのは重要です。
お金をためて高い武器を買ったのに、実は安い武器より弱かった。
こんなことがあってはならないのです。

最後に、選択の結果に成功が多いほうが面白いです!!!これは確実。

成功が多いというのは、ゲームをクリアする方法がたくさんあるということです。
例えば、回復役がパーティにいるのが必須のゲームよりは、
回復役がいなくてもアイテムで回復しながらクリアできるゲームのほうが良いです。
防御力の高いボスを攻撃魔法でしか倒せないゲームよりは、
ボスの防御力を下げたり、仲間の攻撃力を上げたりしても倒せるゲームのほうが良いです。

作るのは大変だと思いますが、シナリオもマルチシナリオのほうが面白いと思います。
選択次第で、品行方正で勇者の鏡のような主人公が世界を救うゲームにもなれば、
利己的で悪魔のような主人公が世界を征服するゲームにもなったら、
相当面白いと思うんですが、どなたか作ってくれませんか?


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